JARLの第49回総会が5月20日に岡山で開催されました。総会での質疑応答の様子がいくつかのブログで紹介されていますが,
JH3YKVさんのブログ記事へのコメントの中に気になるものがありました。
===引用始め===
う?ん、JARL本店の認識は「PLC問題に関しては(諸般の政治的事情により)条件闘争に切り替えたのだ」と言う事だと思うのですが、この辺の話を(政治家的な答弁ではなく)率直にわかりやすく説明すれば、説得力もあるのかも知れませんね。
なお、草野さんの質問に対して、海江田専務理事が
「(所謂)アマチュアバンドに対するノッチに関しては、PLC-Jのメンバー企業の出す製品に関しては、(法に明文化されていなくとも)必ず実装して頂くように約束が出来ている」と答弁しておられました。
が、いずれにしても、実際に海外のPLC-J未加入のメーカー製のPLCモデムが、日本で形式認定されて流通しているのは事実ですし、そのPLCモデムがアマチュアバンドに妨害を与えるのは確認されている訳なのですが(苦笑)
===引用終わり===
この答弁に基づけば,PLC-Jにアマチュアバンドにノッチを入れさせる見返りにJARLは電波監理審議会の意見募集に賛成する意見を提出したと推測されます。
自分だけ良ければ後の短波帯利用者はどうでも良いということなのですか,JARLさん?
確かにJARLはアマチュア無線家の団体ですが、そこに至る過程で(アマチュア無線以外を含む)SWLを経験したり、プロの短波ユーザーになったアマチュア無線家も多数います。というより、無線業界の人材供給元がアマチュア無線界といっても過言ではありません。
アマチュアバンド拡大に向けて他の短波利用者と対立しているのはわかりますが、こんな態度をとるようでは、後足で砂をかけられても仕方ありませんね。
(2007-05-21 21:37追記:発言者名を訂正しました。)