10月2日のBB WatchによるとNEC、NECネッツエスアイ、東洋ネットワークシステムズ(TNSi)の3社は、NECグループとして国内における高速PLC(電力線通信)関連製品の開発およびインテグレーションビジネスに参入すると発表した。
NECネッツエスアイ、東洋ネットワークシステムズ(TNSi)の2社は,2006年1月23日に
香港向けにPLCモデムの納入を開始したとアナウンスしています。
NECのニュースリリースによれば,
事業内容としては、通信事業者向けに、PLC内蔵のVoIPアダプタやトリプルプレイ対応セットトップボックスなど、家庭用のPLC関連機器の開発・提供、およびサービス提供側の基盤システムのソリューション開発・提供を行います。また企業におけるネットワーク構築に際し、有線・無線LANとPLCを組み合わせた最適なネットワーク環境を実現するための設計・構築・保守などを行ってまいります。すでに海外で事業実績のあるTNSi社の技術やノウハウを活用して国内でも先行して事業を推進してまいります。NECグループとしては、国内におけるPLC関連事業を今後5年間で200億円の事業規模に成長させたいと考えております。
とのこと。このビジネスモデルについては,
「高速電力線通信のすべて」に記述されています。一般の電気店での販売をせずに,通信事業者経由で販売してゆく作戦のようです。また,同社によれば,
PLCの利用は欧米やアジアで先行し普及しておりますが、国内では高速PLCに関する関係省令等の改正及び公布・施行が今月上旬にも行われる見通しであります。これに伴い、国内でもビル内や宅内におけるPLCの普及が急速に進むものと期待されます。
とありますが,その欧米で
三菱電機も含めて撤退が進んでいることは隠蔽するのでしょうか?松下電器の製品は売れていないようですし。
<追記>遅ればせながら,
日経BPも報じました。PLC製品およびソリューションは,10月3日から幕張メッセ(千葉市・美浜区)で開催される「CEATEC JAPAN 2006」の同社ブースでの展示を予定するんだそうで。
”2・3年先には数千億円のマーケットで数百億円の販売”
と言い続ける厚顔無恥な連中が集まる業界のようだ。
もう誰も信じてないよ。