ちょっと古いですが,9月13日付け電気新聞の記事からの抜粋です。
====
三菱電機は高速電力線通信(PLC)モデム事業の戦略を見直す。今後は今秋にも規制緩和される国内市場に事業の軸足を移す。07年3?4月をめどに国内を軸とした新たな戦略を打ち出す考えだ。
オーストラリアや東南アジアでは、これまでと同様に商用化を目指していく。一方の国内市場は今秋にも規制が緩和され商用化が可能になる。 同社の佐藤秀一上席常務執行役は「PLCモデム事業の軸足を国内に 移す。国内でビジネスモデルを作り上げ、技術を育ててから海外市場を本格的に開拓したい」と話している。
====
ということを認めざるを得なかったということでしょう。これから技術を育てるということですが,育った時には市場(需要)は高速無線LANに占有されていることでしょう。また海外のブロードバンド環境は日本とはかなり違うため,国内のビジネスモデルがそのまま適用できるという保証もありません。
産経新聞の書きぶりとは大違いです。
ちなみに
同社はCEATEC JAPAN 2006でPLCモデムを展示するそうです。
さらに,9月21日付けの電気新聞には
高速PLCシステム、NECが事業本格化へ?商用サービス開始にらみ対応機器を開発
ともあります。
http://www.doblog.com/weblo...
それにしても、困ったことです。執行役は何が起きているのか理解されていないようです。