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2005-10-04
CEマーク付きPLCモデムでも強烈な混信
6月開催された欧州電気通信委員会(ECC)の
Spectrum Engineering Working Groupにおいて、スイスからCEマーク付きIn-house PLCモデムの測定の結果、ドイツNB30基準を25?40dB超過する漏洩電界があること、もっとも強い短波放送波すら妨害され聴取不能になること、建物から50m離れた位置でもNB30を超過していること、さらなるPLCモデムの出力低減が必要なことの報告があった(同会合
報告書(pdf)25ページ)。
そんな強烈な混信を発生する機器でも取れるCEマークって一体...。
posted at 00:01:00 on 2005-10-04
by
jr9mfk -
コメント
CE = Compatibility Excessかな?
ところで,同レポート9ページには,欧州でNB30をPLCが無線業務に干渉を与えたときの問題解決基準として使用するという勧告案が審議されていることが記述されています。またスウェーデンは,EN55 022では無線業務が十分に保護できないとの意見を表明したことも書かれています。
どの国や地域でもそうですが,EMC基準を満たしただけではあらゆる無線業務が保護されることが担保されるのではありません。やはり「電波公害」がひどくなる一方であることが分かります。
いえ、もともとEC(欧州委員会)の仏語読みで、関連する指令(この場合はEMC指令)に適合していることを意味しています。
ま、スイスはCEマークの枠組みには参加しておらず、気軽にCEマーク批判ができる立場にあります。EU加盟国がCEマーク批判をするとなれば、EMC指令(少なくともそれに基づく詳細規格)を見直す覚悟が必要ですからね。
先程 IT Pro に
[速報]電力線通信の研究会が決着、来年にも実用化へ
という記事がアップされたようです。
にわかには信じ難い内容です。
取り急ぎご報告でした。
コメント3件(追加)
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ところで,同レポート9ページには,欧州でNB30をPLCが無線業務に干渉を与えたときの問題解決基準として使用するという勧告案が審議されていることが記述されています。またスウェーデンは,EN55 022では無線業務が十分に保護できないとの意見を表明したことも書かれています。
どの国や地域でもそうですが,EMC基準を満たしただけではあらゆる無線業務が保護されることが担保されるのではありません。やはり「電波公害」がひどくなる一方であることが分かります。