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HF-PLC Watching Site
2005-11-03
WPC EXPO 2005では,電力線に偽装したLANケーブルでデモ実施
10月29日既報のWPC EXPO 2005におけるPLC-Jブースでの「電波法違反疑惑」に関する続報です。
疑念があるということで関東総合通信局に問い合わせたところ,なんと,同通信局より「PLC-Jのデモは,電力線ではなく『全て』LANケーブルでやった。」との報告が上がってきました。同通信局によると,「電力線に偽装したLANケーブル」を使用したとのこと。また,「PLCモデム」への電力供給はUPS経由。PLC-Jは商用電源で駆動していたのではないと言いたいらしい。UPS経由だろうが商用だろうが,「電力線に450kHzを越える高周波信号を載せるなら」許可を取らなくてはいけないと思いますがね。
さらに「しかし,ブースへの来訪者には電力線通信で40-50Mbps出るというところを見せていたが?」と尋ねると,「えぇっ!それはマズイですね。モラルに欠ける。デモのためにLANケーブルで通信していますと言うべきでしたね。貴重な情報をありがとうございました。」と同通信局担当者。
また松下のブースでの様子についても会話をしましたが,「プラズマテレビのそばで測定して,漏洩電界低減技術を検証するに足りるまともなデータが取れるんだろうか?実験するなとも言えないし・・・」と同総合局も疑問符を付けていました。松下の「実験」では,モデムの能力からみると低速な,わずか最大20Mbpsの速度でのHD伝送でしたからね。帯域を制限し,その帯域外で測定でもしていたんですかねぇ。